1.AWSの基礎

リージョンとは

はじめに

  • 「リージョン」とは、AWSのデータセンターが存在するエリアのことをいう
  • リージョンごとに提供しているサービスに差がある(新しいサービスの導入の速さが異なる)

日本のリージョン

  • 現状の日本のリージョンは「東京」「大阪」の2つ
  • 大阪リージョンは「ローカルリージョン」となっており単独では使えない(事前申し込みと審査が必要)
    • 災害に備える必要がある重要度の高いサービスを対象としている
  • リージョンの対応コードは以下の通り
    • 東京:ap-northeast-1
    • 大阪:ap-northeast-3

アベイラビリティゾーン

はじめに

  • リージョン内に存在する物理的に離れた個々のデータセンターのこと
  • 東京リージョンには、現状4つのアベイラビリティゾーンが存在する(a-dで表記する)
    • ap-northeast-1aなど
  • 特定のアベイラビリティゾーンの障害に備えて、複数のアベイラビリティゾーンで冗長構成を組むことが可能

コマンドライン操作

準備

  • 「AWS CLI」をインストールすることで、awsで始まるコマンドが操作できるようになる
  • PythonでCondaからインストールすることも可能
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$ conda install -c conda-forge awscli

環境構築

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学習コンテンツ

Amazon提供

Udemy

2. VPCとは

はじめに

VPCとは

  • VPC(Amazon Virtual Private Cloud)とは、仮想的なネットワーク構築の基礎部分を構築するサービス
    • 「ネットワーキングとコンテンツ配信」に含まれる
  • ファイアウォールなどセキュリティ関連の機能もVPCの一部として用意されている
  • VPCに用意されたVPNの機能で企業ネットワークと接続することも可能

VPCメニュー

  1. 「IAMユーザー」でロングインする
  2. 「マネジメントコンソール」から「ネットワーキングとコンテンツ配信」の「VPC」を選択

利用料金

VPCの作成

作成手段

  1. VPCダッシュボードの「VPCウィザードの起動」から作成することができる
  2. 「VPC」メニューの「VPCの作成」から作成することができる(細かい調整が可能)

デフォルトVPC

  • VPCにはNameが空になっているVPC(デフォルトVPC)が存在する
  • EC2作成などの際に明示的にVPCを選択しなかった場合に使用されるVPCのこと

サブネットの作成

  • 「」

インターネットゲートウェイ

セキュリティグループ

概要

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VPN接続

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3.EC2

Elastic IP

概要

  • EC2のIPアドレスは起動ごとに変更されてしまう(SSH接続などで固定的な接続ができなくなる)
  • 「Elastic IP」とは、パブリックIPを予約しておき、EC2インスタンスなどに割り当てて使用するもの
  • 予約したパブリックIPはインスタンスへの付け替えが可能(保持し続けることができる)

設定方法

  • アドレスの発行(新規のElasticIPの割り当て)
  • インスタンスへの関連付け

<アドレスの発行>

  1. VPC画面の「ElasticIP」メニューを選択
  2. 「アクション」ボタンから「新しいアドレスの割り当て」を選択する
  3. 確認画面が表示されたら「割り当て」ボタンを選択する。
  4. 一覧にElasticIPが表示される

<EC2インスタンスへの関連付け>

  1. VPC画面の「ElasticIP」メニューを選択
  2. 「アクション」ボタンから「アドレスの関連付け」を選択する
  3. アドレスの関連付けを設定する
    • リソースタイプ:インスタンス
    • インスタンス:関連付けるEC2インスタンス
    • プライベートIP:デフォルト
  4. 「関連付け」ボタンを押下する
  5. EC2画面から対象のインスタンスのIPv4パブリックIPがElasticIPとなっていることを確認

解除方法

  • アドレスの解除(EC2インスタンスに割り当てたElasticIPの解除)
  • アドレスの開放(取得したElasticIPを破棄する)

<アドレス解除>

  1. VPC画面の「ElasticIP」メニューを選択
  2. 対象のElasticIPを選択した状態で、「アクション」ボタンから「アドレスの関連付けを解除」を選択
  3. 確認画面から「解除」を選択
    • 解除したアドレスは、別のEC2インスタンスなどに割り当てることも可能

<アドレスの開放>

  1. VPC画面の「ElasticIP」メニューを選択
  2. 対象のElasticIPを選択した状態で、「アクション」ボタンから「アドレスの解放」を選択
  3. 確認画面から「リリース」を選択
    • 解放したアドレスは再取得が不可能なので注意

費用

  • 「起動中のインスタンス」に割り当てる「1つめ」のElastic IPは無料で利用できる
    • 「停止中」には課金対象となる
    • 予約して使用していないものも課金対象
    • 「2つめ」以降は課金対象となる
  • 1つめのElasticIPを取得して時点で実質的に料金がかかる
    • EC2起動時にはその料金、停止時にはElasticIP予約料金がかかる
    • ElasticIPは理由なく保持してはいけない
  • ElasticIPの付け替え(リマップ)は月100回を超えると課金対象 - 通常では到達しない水準なので気にする必要はない

参考資料

SSH接続

前提

  • SSH接続をするためには、EC2が使用するVPCがインターネットゲートウェイを開いた状態になっている必要がある
  • 参考:Amazon Wev Service マスターコースVPC編 11-12

接続方法

  • SSHコマンドで接続(Mac or Windows10以降)
  • Puttyで接続(専用ソフトの利用)

SSHコマンド

  1. 「インスタンス」メニューを選択
  2. 実行するEC2をインスタンスを選択して起動(アクション⇒インスタンスの状態⇒開始)
  3. 「接続」ボタンを押下すると接続方法が表示される(例に示されるSSHコマンドをコピー)
  4. pemファイルの保存してある場所でBASHを起動してコマンドを実行

Puttyによる接続

  • リモートログオン用のターミナルクライアントソフトの1つで以下の2ステップでSSH接続を行う
  • ステップ1:キーペアを「pem形式」から「ppk形式」に変換する(Puttygen)
  • ステップ2:SSH接続の設定(Putty)
  1. Puttygenを起動
  2. Loadボタンからpemファイルを選択(すべてのファイルを表示)
  3. Parameterが「RSA」となっていることを確認
  4. 「Save Privat Key」を押下してppkファイルを保存(pemファイルと同じ場所に同名で保存)
  1. AWSの起動インスタンスからIPv4パブリックIP(又はElasticIPをEC2)を取得
  2. Puttyを起動
  3. 「Session」の「Host Name」にIPアドレスを入力(0で取得)
  4. 「Connection」⇒「Data」の「Auto-login username」に「ec2-user」と入力(Linuxの場合)
  5. 「Connection」⇒「Data」⇒「Auth」の「Private key file for authentication」でppkファイルを選択

参考資料

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コマンドライン

一般

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用語集

ネットワーク

IPアドレス

  • 情報の送信元や送信先を識別するためのアドレス
  • IPアドレスには、「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」がある

ポート番号

  • ネットワークでデータを通信するための扉のようなもの

サブネット

  • 機器やアドレスの数が多い大きなネットワークを、管理しやすいよう小さく分割したネットワーク
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